tasogaredokiの独り言

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勘三郎

演目にこの人の名前があると心が躍った!
どのように私たち観客を喜ばせてくれるのだろうと・・・・・
企画力、演技力全てにおいて全力疾走だったのだろう
まるで、玉手箱のような人だった

コクーン歌舞伎、平成中村座、歌舞伎座・・・・・彼の魂が宿る所にもう彼の芝居は観られない・・・・
新歌舞伎座の杮落しが誰しも彼の舞台を楽しみにしていたのに・・・・・・

どこの劇場なり、芝居小屋で、芝居好きな輩が勘三郎が危ないらしい・・・と言う言葉を耳にしても、彼が死ぬなんて想像も出来なかった・・・・
杮落しまでには、回復するに違いないと・・・・芝居の神さまが復活させてくれると信じていたのに・・・・

今朝の訃報にただただ言葉もなく、若者のようにウソでしょうとしか、言葉が出てこない
哀しいとか、心残りだったろうにとか、そんな言葉では言い表す事は出来ないほどの空虚感だけが、グルグルと取り巻いている
もう彼の舞台を私は、もう観る事が出来ないの?という思いが何度も何度も繰り返し繰り返し、頭を巡った
そう、もう見られないのだ・・・・・この反復が、一日中めぐり、TVでは、どのモーニングショーでも昼のワイドショーでも夕方のニュースでも在りし日の勘三郎の特集を組んでいた
横目で心ここにあらずといった感じで一日が終わってしまった

今、コクーン歌舞伎が始まった頃、偶然にも聞いたラジオから聞こえてくる在りし日のまだ勘九郎だった頃の台詞・・・・・
型破りってぇのは、基礎が出来た、型が出来た奴が型を破る事なんざァ、型も出来てねぇ奴が型を破りゃぁ型なしだぁ・・・先代勘三郎から言われてねぇ、・・・・・・

まだまだやりたい事が山のようにあったに違いない、観客を大いに喜ばせたかったに違いない
道半ばで、倒れてもその意思を継ぐ若者がいる限り、きっと私達観客を楽しませてくれるだろう

中村勘三郎、千両役者の冥福をお祈り致します
                                                 合掌
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by mrsyasue | 2012-12-05 21:06 | 日記

天日坊

2年ぶりにコクーン歌舞伎を観て来ました
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歌舞伎の語源は、傾くです
意味は、驚かす、変に思う・・・・傾くが歌舞伎に変化して、今の歌舞伎になった訳です(簡単に言えば・・・・)
人をアッと驚かす!回り舞台、早変わり、空中乗り・・・・全て、歌舞伎から来たものです

黙阿弥原作の“五十三次天日坊”という2日がかりのお芝居を宮藤官九郎が、書き直し、串田和美が演出致しました
百数十年ぶりの天日坊・・・・だから、資料はない、誰も見た事もない!

鳴り物も鼓をパーカッション、三味線をギターに変え、そして、笛をトランペットに変えて、
台詞も現代調あり、黙阿弥調ありで・・・・・
衣装もアメフト、アイホの防具を付けて、奇抜な柄の着物で・・・・
テーマまで現代に通じる“俺は誰だァ!”と・・・・・
それでいて、装置は、うらびれた芝居小屋風で・・・・
筋立ても簡潔で、官藤官九郎ワールドの笑いの中で・・・・
言葉も出ぬほどの驚きで一瞬のうちに観客を引きずり込みました

勘九郎が襲名以来一皮二皮剥けたようで、いい役者になりました
七之助もそれに負けじと力を付けて、獅童もそれなりに個性を出して、勘三郎、橋之助、がいなくても十分見ごたえのある花のある舞台を作り上げておりました

コクーン歌舞伎が始まった頃、よく勘三郎や串田が言っていた観衆を驚かしたい!今が江戸ならこんな出し物をやっただろうという物をやりたい!コクーン歌舞伎の完成度が高い作品になりました

歌舞伎は、もはや古典にあらず!進化し続ける歌舞伎もあっていいと思いました

完璧にこの舞台で傾られました・・・・・
来月は、猿之助の襲名舞台、前から5番目の席、楽しみです
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by mrsyasue | 2012-06-30 12:50 | 映画と舞台

佐倉義民傳

今年もコクーン歌舞伎の季節がやってきました
コクーン歌舞伎は、驚かされる演出があり楽しみの一つです
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今回のダシ物は、“佐倉義人傳”、どちらかというと実録物です
地味な出し物にどんな趣向を凝らすのかなと・・・・・踊りもない!大立ち回りも派手な見せ場もない!このお芝居をどう凝らすのかと・・・
驚きです!ラップです!韻を踏んだラップの登場でした
思えば、浄瑠璃もその一種かな・・・と、
舞台下、下手に邦楽、上手に洋楽の方々をおいて、百姓の悲惨な生活、主人公の宗吾が直訴しなければならなかった背景をラップで繋いでいきました
今までのコクーン歌舞伎は、様式美に重点をおいた出し物が多かったようですが、今回の出し物は、脚本から練り直したようで、コクーン歌舞伎も路線を変えたというか、様式美だけじゃないぞ!と、勘三郎さんや串田さんの意気込みが見えたようで、コクーン歌舞伎が根付いた証拠でしょうか
初回から観させてもらっている者にとって、嬉しい限りです

暗いだけの物語になりそうなところ、ラップの効果で、うまくすり抜け、それでいて、芝居もきっちりとしていて、わかり易く最後まで楽しませてくれました
子別れの場も甚兵衛渡の場も盛り上がり、胸が熱くなりながら、最後の場面で安保闘争、天安門事件、911と言葉合わせ的にラップに乗せるのは、興ざめになってしまって、凄く残念でたまりません
ナンカ薄っぺらな終わり方になってしまったようで・・・・思いは、わかるのですが!

それでも勘三郎のエネルギッシュな歌舞伎への思いがどの方向に向かうのかがここ数年のコクーン歌舞伎を観ているとわかってきて、私なりに嬉しいですね

蛇足ながら、子役が上手かった!
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by mrsyasue | 2010-06-12 22:09 | 映画と舞台



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